2019-11-01から1日間の記事一覧

トランプ大統領の中庸

トランプ大統領は実は中庸を得た人である。 彼に思想的極端さはない。ただ現実主義であり、現実をそのままに見つめ、そのまま話している。 だが、アメリカには、political correctnessなる概念が近年言われるようになって、事実であっても、差別的な表現にな…

地方について

地方ほど人口がなければだめである。 というのも、優秀な人間は地方を離れるのは当然であって、優秀な人ほど国家のためのことをしなければならないのだから、悪いことでもない。 そういうことだから、地方は、とにかく楽しく暮らしていっぱい人口を生み、突…

ビッグデータと統計

ビッグデータというが、あんまり質の高い情報は案外アップロードされていない。 もし徹底的にやるなら、医者と、その患者に、予後の追跡調査とそれに応じることを義務付けるべきだ。それだけの質の高い情報があれば、AIなんか使おうが使わまいが、適切な統計…

隈研吾氏にみるこれからの建築

おれは建築が好きだったので、隈研吾氏が注目され始めた初期から、興味を持っていた一人だった。 隈研吾氏の作品の特徴は、建築を「箱」ではなくて、「場」と捉えているところにある。「和の大家」とよばれているのは、やや皮相的な捉えかたであって、たしか…

経済格差の根本原因

『21世紀の資本』が話題になってから久しい。 読んでないので、なんとも言えないが、果たしてどれだけ本質的な議論だったのか? あれがどういうふうに社会に影響を及ぼしたのか判然としない。 おれからすれば、誰も本質的な話をしていない。 経済格差の原因…

「心の哲学」の無意味さ

はるか昔に、古代の賢人が看破した真理を知らないがゆえに、いつまでも見当違いのことを言っているというような現象がよくある。 近年で言えば、「心の哲学」なるものがその代表であろう。 「意識」とはなにか?「心」とはなにか?「赤色」のイメージとはな…